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英国情報|UK information

JFS会計事務所は日本と英国を結ぶ機動力の高い国際会計事務所です。
英国情報についてご案内します。

なぜ英国に投資するべきか

ロンドンは英語圏、欧州連合、旧植民地などの直接のコネクションに加え、資本市場が成熟しているので未曾有の国際都市となっています。
"ロンドンに飽いた人は人生に飽いた人だ"という有名なフレーズは今でも有効で、エキサイティングな場所であると思います。
英国は日本人投資家にとってUKTI や JETROといった投資促進機関の支援がある大変魅力的なマーケットです。
現在英国には1,300を超える日系企業がありますが、これはヨーロッパのどの国よりも多い数です。これは投資家たちにとって英国がヨーロッパマーケットの中心である証といえます。ロンドンもヨーロッパの他のどこの都市よりも大手グローバル企業の本社のが集まる都市です。
英国の法人税が G20 諸国の中で最も低いことも英国投資への魅力をさらに高めています。

英国と日本の比較

小さな島国でありながら、世界の主要国である日本と英国。両国の共通点を見出すのはさほど難しくありません。今日、英国のGDPは約2兆446ドル(世界5位 / 2013年)、日本のGDPは約4兆812ドル(世界3位 / 2013年)と、どちらも世界経済をリードしていく力のある経済大国です。イギリスは人口6460万人のち84%がイングランドに住んでいます。日本の人口は英国の約2倍近くある1.273億人で、総人口の10%が東京に住んでいます。その上、首都であるロンドンと東京は、世界のリーダーとして産業、技術、文化のグローバル化に大きく貢献しています。

英国のインフラ

交通

英国は強力なネットワークと信頼性の点から、ヨーロッパで最も発達した輸送システムを誇っています。 陸:地理的にヨーロッパで8番目の国土面積ながら、英国の鉄道ネットワークは欧州で4番目に発達しています。国内線のみならずヨーロッパ各国へのダイレクトアクセスも充実しています。 海:欧州第2位の港湾産業の本拠地です。 空:英国の航空業界は、他のヨーロッパの諸国のどの国よりも就航先を多くカバーしています。実際には、世界で最も忙しい空港の1つとされるヒースロー空港をじはじめ、70以上の空港があります。

通信技術

英国の通信システム(固定ブロードバンド、Wi-Fi、モバイルネットワーク)はかなり普及され、経済を支える重要な担い手となっています。電話回線やインターネットサービスはビジネスにおいて重要なコミュニケーションツールです。もはや英国のビジネスシーンにおいても無くてはならないものになっています。特にオンラインショッピングなどのEコマース分野において、食料品の買い物からオンラインバンキングに至るまで、携帯とインターネットは幅広く利用されています。

ロンドンは独立国?

ビックベン、ダブルデッカー、世界初の地下鉄「メトロ」をはじめ、「ロンドン」そのものがブランドと言えます。伝統と現代が融合するロンドンの独自性は完全にオリジナルなものです。さらにロンドンはニューヨークと並んで、国際金融ビジネスの中心です。ロンドンの首都圏の経済は英国の国内総生産のおよそ3分の1に相当し、英国第2の都市バーミンガムの5倍を超えます。また、ニューヨークに次いで移民の人口が世界で2番目に多く、その数は英国の人口の約12%を占めます。人種、民族の多様性から、300以上の言語がロンドンで話される結果となっています。ノッティングヒル・カーニバルなどのお祭りで知られるように、ロンドンは混在する文化遺産を内包する都市です。言うまでもなく、ロンドンのような文化的、経済的、商業的な特徴を持つ都市は英国のどこにもありません。しかしながら、世界からみるとロンドンの独自性は英国の象徴でもあるのです。

英国の物価

英国における生活費は地域により大変異なりますが、一般的にロンドンに近づくほど高くなります。ロンドンが英国の文化、商業、金融の中心ということが大きな要因でしょう。例えば、ロンドン近郊に住む人々は生活費、食費、交通費が多くかかりますが、その一方でヨーロッパでも1、2を争う雇用機会に恵まれています。加えて、ロンドンで働く人々は高い生活水準に見合って、高収入な傾向があります。マンチェスターやバーミンガム、リバプールなど英国の主要都市では、不動産や日用品の値段は決して高くはありませんが、英国経済に大きく貢献しています。

ポンド(GBP)の為替

ポンド(GBP)はイギリスで使われる通貨です。英国の正式名称であるグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(GreatBritain)のポンド(Pound)からGBPと表記されます。現在、基軸通貨の地位こそアメリカに奪われてしまいましたが、いまだに流通量は世界第3位を誇ります。また、ポンド(GBP)は為替の中でも値動きの激しい通貨として知られています。さらに英国ではユーロは導入していないもの、EUには加盟しているため、ユーロとポンドの動きは連動しやすいといわれます。

英国の地方

ロンドンは英国の中心ですが英国経済を支える都市は他にもあります。

バーミンガム(Birmingham)

鉄鋼業の中心として栄え、今日でも英国最大の製造業(特に金属、自動車、機械)とエンジニアリング業を誇り、英国経済に十億ポンドの貢献をしています。またロンドンに次ぐ英国第二の人口です。市の中心で働く大多数の労働者は、市の3つの大学と医療センター、さらに多くの英国及び海外の銀行と地元企業から成る金融・ビジネスのサービスに主に従事しています。バーミンガムはロンドンに次ぐ第二の経済都市であり、ロンドン、マンチェスターとともに英国で最もグローバル影響力のある都市と見なされています。

マンチェスター(Manchester)

マンチェスターは産業革命による繊維産業で盛んになった最初の工業都市です。第二次世界大戦後に金融不況に陥りましたが、1990年代に再び多額の投資誘致を始めました。現在でもロンドンとバーミンガムに次ぐ英国経済第3の都市です。主要産業は、デジタル、金融、法律・ビジネスサービス、バイオテクノロジー、製造、環境テクノロジー、観光、スポーツ、メディア、不動産です。マンチェスターは、英国でロンドンに次いでグローバル影響力があるので、「ベータ(beta)」グローバル都市と呼ばれます。また、ヨーロッパの世界的トップ企業と英国最高峰の航空・鉄道業界の本社の多くが集まります。

リーズ(Leeds)

リーズは大都市圏で人口200万人を超える英国で3番目に大きい都市です。その経済的重要性は、ロンドンに次ぐ英国最大の法的中心部と第3位の製造センターを持っているという点にあります。英国では完全ブロードバンド化した最初の場所のため、いくつかの主要メディアと通信企業の本拠地でもあります。 輸送インフラの観点から言えば、リーズは、南部からの伸びる北部の鉄道、陸路、公的交通ネットワークの主要交通ハブであり、英国で2番目に混雑する鉄道駅もあります。2033年には北部と南部をつなぐ高速鉄道 High Speed Two(HS2)がリーズに開通します。

リヴァプール(Liverpool)

リヴァプールは英国で最も大きな都市の1つです。大都市圏の人口は200万人を超えます。産業革命の間に英国北部の輸出玄関口として有名な海港都市です。同時に、英国食品の輸入は食品事業を成長させました。多くの食品・飲料ビジネスは地元経済に今でも多大な貢献をしています。リヴァプールの主要産業は、行政、教育、保健、金融、ビジネスサービスをカバーする公共サービスです。また、いくつかの自動車製造工場を持つ地域でもあります。観光とレジャー産業も発達しているため、「国際観光客が世界で訪れる都市トップ100」にも選ばれる国際観光都市としても知られています。

その他の主要都市

ブリストル(Bristol)、シェフィールド(Sheffield)、グラスゴー(Glasgow)、エディンバラ(Edinburgh)

英国国民性

英国人口の構成はここ数十年に及ぶ移民の増加により変化していますが、「British」といわれる主な国民性は昔のままです。礼儀正しさや配慮は今なお英国社会において重要な特性です。「minding your P's & Q's」といった古い概念(礼儀・マナーなど言動に気をつけなさい;p は please、q は thank you のことで、「この2つの言葉を忘れないように、言動に気をつけてきちんとしなさい」という意味)は大多数の人々に今も根強く息づいています。例えば、レストランでの英国人は、メニューをもらう時、注文する時、料理が出された時、お皿を下げてもらう時、支払うときでさえ「ありがとう」と一般的に言うでしょう。英国人はぶっきらぼうで横柄な言いまわしを避けます。日本人とよく似ています。英国式社交辞令は、並んでも不満を言わない国民性としてよく知られます。(天気については、それはまた別の話。)



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